町の近況について

今年も9月に入り、暑かった夏が終わりを告げようとしている時期となり、朝夕は秋の気配を感じるこの頃となりました。また、町行政を進める中で今年度の中間点を迎える時期となりました。

さて、秋を迎え、台風シーズンとなり今年も既に多くの台風が発生し、各地で大きな被害に見舞われております。こうした台風、地震等による土砂災害や道路の決壊、強風による倒木などによる停電、集落の孤立や人的被害等、こうした自然災害はいつどこで起きても不思議な事ではありません。したがって、決してあってはなりませんが、わたしたちの地域においても常にこうした災害有事に備え、「自分の身は自分で守る」という意識を高めるとともに、地域の人たちと協力する中でお互いに準備を怠らないようにすることが大切です。

次に、町の近況についてお知らせをさせていただきます。

当町は改めて申し上げるまでもなく毎年人口減少が続いており、こうした状況は昭和40年頃から進んでいます。昭和35年時点では15,000人であった人口が現在は5,100人にまで減少しました。

このままだと将来「この町には住む人がいなくなる」という危機的な状況となっています。そこで設楽町では新たに地方創生戦略として今年から将来にむけての人口減少を一定の水準(2060年に3,000人)を維持しようと目標を定め、これに取り組むこととし、今年から町内で4小学校ブロックごと(清嶺・田口・名倉・津具)で地域の方たちが立ち上がってこれに向けてなんとか方向転換を図ろうと動き出しています。これにより町外の方たちへの情報提供の場づくりとして、空家見学会の開催、また地域の紹介や町の魅力などを発信する中で、1世帯でも多くの方たちにこの町へ移住していただけるよう、そして子どもの人数を増やしていこうと皆さん意を強くし活動を進めていただいています。私としても大変ありがたく、そして大いに期待をしているところです。

町としましても、若い方たちにこの町へ住んでいただくための宅地を低価格で提供し、家を新築されるための高額助成制度を設けるとともに日常生活のため必要となるライフラインなどの環境整備への充実を図るなど、住みやすい生活基盤を創るとともに、安心して子育てがしやすい環境を整える中で、ぜひ多くの方たちに住んでいただきたいとの思いでこうした政策に取り組んでいます。

そして今、町民を代表する方たちと共に新たな町づくり計画(第2次総合計画)づくりに取り組んでいるところでもあり、これからの町のあるべき姿を構想の中へ位置づけ、これからの町が発展し続けていくための意見を交わし、より良い計画とするための議論を重ね、これを創り上げるための作業に取り組んでいます。そしてこうした多くの方たちの思いを取り入れたまちづくり計画として纏め上げ、町民の皆さんが将来この町で住み続けることができるようにするための基礎を創り上げようとしています。

私も、これからの設楽町が発展し続けていくために住民の方たちとともに、知恵を出し合い、お互いに協力しこれに向かって頑張っていこう、そして、明るい未来が開けるようこれに努力して行こうと思っています。今後とも、ご協力、ご支援をお願い致します。

設楽町長 横山 光明

自然と共生し、未来へつなぐ町

設楽町は「森と水のちからと人の営みが調和するくらしと出会いのまち」を目指し、平成17年10月に旧設楽町と旧津具村が合併して誕生しました。

本町は、県内外の農産業の要所を潤す豊川、矢作川、天竜川の3つの水系の水源地です。設楽町に住む人々は、水源地に住む民として、古くから川を重んじ、山を育て、田畑を耕し、商いをしながら暮らしてまいりました。

現在、国をあげて進めています地方創生の機運の中、わたしたちのまちがより一層輝くためにも、改めて先人たちの知恵を学び、地域資源を磨き、地域の力として活かしていく事が必要です。10周年を迎える今年度から、地方創生総合戦略、第2次総合計画の策定を行います。その計画により、町のあるべき姿の骨格を定め、設楽ダム湖周辺整備計画や具体的な諸計画により、厳しい人口減少社会を乗り越え、これからも安心して暮らし続けることのできるまちづくりを目指してまいります。

設楽町長  横山 光明